TVアニメ「ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~」で興味深いのは以下のような点です。
- 鉄道マニアも意識しているためか、鉄道関連施設の描写が下手をすればアニメ美少年よりも徹底している
- しかも、車両よりも施設側の描写に熱意が見られる
- 線路の中央にリニアモーターがある大江戸線の線路や、トンネル壁面なども丁寧に描かれている
- しかし、中でも特に熱心なのは大江戸線各駅の改札階を含むこだわりの描写だ
さて、ここからが本題です。
熱意を込めた駅の描写を見ている時に気づきました。
駅そのものに魅力があり、かつ、駅ごとに個性があります。
これを1つ1つ丁寧に見ていくのは面白いことではないだろうか?
たとえば全ての通路を歩き、全ての出入口を出入りしてチェックすると、何かとても意外なことを発見できるのではないだろうか?
そして、もしかしたらこれは革新的なことかもしれません。なぜなら、以下のような状況があるからです。
- 鉄道マニアは珍しくないが、彼らの大半は車両目当てであり駅施設にはあまり注目が行かない
- 駅施設に注目する鉄道マニアであっても、駅舎の建物が好き……といった外観を問題にすることが多く、基本的に地下施設で外観を見られない地下鉄駅に注目は集まっていないようだ
地下にあるがゆえに、内部からそれを味わう……という新しい楽しみがあり得るでしょうか?