2010年01月11日
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空川跡その2と松見通りと松見坂地蔵尊

Written By: 川俣 晶連絡先

 空川跡の探索で心残りが多かったので、再度行ってみました。

 今回は、松見坂地蔵尊が見られれば良いと割り切り、井の頭線神泉駅から軽く往復して短時間で終わる予定でしたが、結局山手通りを目黒川の向こうまで行って交差点で折り返してきました。

松見坂地蔵尊

井の頭線の神泉駅のあるトンネル入口を上から見る §

 はい、わざわざ上から見ました。道路があって見やすいロケーションです。左右に道路はありませんが、上からは見えます。

水路跡?その1 §

 更地になった宅地が山手通りから眼下に見えていたのですが、よく見ると隙間は別に区切られています。

 慌てて現地に行ってチェック。逆からも入ってチェック。

 既に建物で分断されていたことが分かりました。更に続きがあったことを見落としました。前回の見落としです。

松見坂地蔵と水路跡?その2 §

 松見坂地蔵で手を合わせました。なんと前回の通った道からマンションを隔てた隣にありました。既に暗くなり掛かっていてよくチェックしなかったのが悪かったようです。前回は気付きませんでした。

 しかし、横の階段を下りてみてびっくり。

 まるで水路跡のようです。行き先は山手通りの高い経路となり、段差を解消する階段も無いので行き止まりでどこにも行けません。山手通りにも回って確かめました。

 以下のA点が松見坂地蔵です。まるで、お祈りした御利益で教えてもらったようなものでした。

 ちなみに、このラインが水路跡だとすると、松見通りをくぐるトンネルとまっすぐつながりません。このトンネルは水路跡とは違うのか、それとも、もう1つの別の経路なのか。

水路跡?その3 §

 もう1本は、単なる印象なので経路は記しませんが、山手通りから大橋ジャンクションの巻いている建物が見える道路が、何となく水路跡っぽい感じがしました。

大坂緑地 §

 地図上で良く分からなかったので行ってみました。単に木がある斜面でしかなく、公園でもないようです。ちなみに、ここは古道の坂の前であり、この坂が大坂と呼ばれていたようです。ちなみに、246と山手通りが交差する橋のところには、「おおさかばし」と書いてあるプレートがありました。地名の「大橋」ではありません。

東電のマンホール §

 日本地図センターの裏手の方、大坂緑地の近くで1つ発見。これは追いかけませんでしたが、ここにも地中送電線のロマンがある?

日本地図センターの前 §

 ガラスケース内で、「地図中心」に江川達也さんが三田用水のマンガを描いていて、マスコットキャラクターもデザインしていることをアピールしていましたが、今日は休店日なので買えず。

まとめ・大橋の魅力とは §

 前回書いたリストを再掲します。

  • 一度行ってみようかと思って結局行かなかった日本地図センター (経路は神泉からの徒歩で調べたので同じ場所と気づかなかったのだ)
  • 玉川通りとは246だった。こここそが山手通りと玉川通り(246)の交点
  • 大山総帥が何回も見学に行っていた大橋ジャンクション
  • 京王の電力を調べていたときに、玉電から給電されたときの話に出てくる大橋の変電所は、大橋ジャンクションのループの内側にあるらしい (地図による)
  • 大東急時代、下高井戸の連絡線経由で車輪の削正に行った大橋の検車区はこのループのある土地そのもの
  • 人工的斜路の宝庫
  • 玉電跡
  • 近くの歩道橋から見える建設機械もナイスだ
  • 近くを流れるのは北沢川緑道の下流部の目黒川で、前に行った中目黒の上流部

 これでもう、驚くばかりの凄さだと思っていました。

 しかし違いました。まだありました。

  • 周辺まで含めると古道趣味まで包含する。つまり、旧大山道や滝坂道も包含される
  • 大坂緑地前の坂道はどうやら旧大山道らしい。旧大山道は基本的にこのあたりでは246に沿っていくのだが、ここは現在の経路ではなくこっちの道だったようだ
  • 空川跡の探索もまだ不十分だった。川跡かもしれない行き止まりの道まである
  • 東側の稜線上には三田用水の跡まである。稜線下の日本地図センターが発行する「地図中心」でタモリ倶楽部で三田用水を語った江川達也さんが三田用水を語るのはある意味で必然
  • 具体的に予習もきちんとしていないのでどこが三田用水の跡か正確に分かっていないが、それっぽい道はあった。少なくとも航空写真で空川の経路を検討している時に一部では三田用水まで見ていた可能性がある (明らかに稜線上にある水路は三田用水関係だろう)
  • ついでに高低差の関係で地下にある駅という神泉駅も包含される
  • 井の頭線に乗っていても見えないが、実は井の頭線のトンネルの頭上が山手通りだった
  • 川の跡の探索は別の経路の存在も示唆する

感想 §

 ななこSOS(アニメ)の第2話が「宇宙豆(そらまめ)の唄が聞こえる」というわけで、「空川の歌が聞こえる」といいながら気楽に出かけたら凄いものを見てしまいました。

 え? なぜななこSOSの第2話のサブタイトルを覚えているか? 第1話を見なかったので、生まれて初めて見たななこSOSだったからさ。(ちなみに、ETもどきの宇宙人がNGと鳴いていたような記憶も) もちろん他のサブタイトルは全然覚えていないぞ!

 ちなみに、神泉駅周辺は既に歩いたことがありますが、その目と鼻の先にこれだけ面白いものがあったとは! (上を見たり下を見たり忙しいぞ!)

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