2010年01月29日
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銀魂を見ていてやっとつながった・新訳紅桜篇もやはり劇場シフトの一環なのか

Written By: トーノZERO連絡先

 昨日の銀魂は凄い内容で度肝を抜かれました。

 表面的には、訳の分からない女達が料理して追い払われる話ですが、ドリフ世代には笑えるように作られています。本編が終わった後は、いきなり客席が写ってステージが横に引かれて後ろにバックバンド、そして演奏を始めてエンディングに入るわけです。

 こういうメタ的なネタは、たとえばライダー大戦2010で、いいところでいきなり東映の波が写って別の映画が始まってしまうようなメタ的な構成と相通じるわけですね。

 と思って気付きました。

 つまり、以下は全て同じ方向を示しています。

  • ディケイドのラストをTVではなく劇場でやること
  • ライダーWの始まりをTVではなく劇場でやること
  • 劇場版 銀魂 新訳紅桜篇をやること
  • TVの銀魂は終了するらしいこと (どこまで本当か?)

 これらは、すべて劇場シフトという方向を示しています。

 至極まっとうに、泥棒が跳梁跋扈するTVで放送するよりも、係員が付きっきりでタダ見を見張っている劇場でやる方がマシということなのでしょう。

 オタク気取り、マニア気取りの連中が秋葉原で行列してPT2を買ったとしても、本当にいいものはどんどんTVではなく劇場で流れるからPT2を買う苦労もブームも無駄に終わるというわけです。

劇場シフトで何が変わるのか §

  • TVよりも劇場の方が上映時間が短くなる傾向がある
  • 内容もより濃厚になる可能性がある (あくまで可能性だが)
  • 無駄な内容をだらだら流す可能性が減る (無くなるとは言わない)
  • 3Dなどの特殊な仕掛けを提供しやすい (一般への普及を待たずとも劇場さえ対応すれば可能になる)
  • 構成的な意味でも仕掛けを入れやすい (昔のゴーショーグンの映画で嘘CMが挿入されたりするのも、そうだ。30身合体ゴッドネロスで、もうゴーショーグンには負けないぞ! ケルドナルド・ハンバーガーもよろしく!)
  • だらだら「ながら」で流すことを阻止できる (スクリーンの他に見るものがない)
  • でも、つまらなければ寝ることができる (周囲は暗い)

 というわけでだ。

 昔のゴーショーグンの映画は比較的小さな劇場でしたが、やはりみんなネタが分かっているファンだと言うことでリアクションも良く、気持ちよく見られました。しかも、同時上映の「浮浪雲」も面白かったなあ。竹藪の決闘シーンなんか、いきりたつ新撰組隊士の後ろで主人公が夜鷹を抱こうとしているし。

 そして、実は重要なポイントに気付きましたが、シネコンが増えて小スクリーン、小回数上映がやりやすくなったことで、そういうマニアックなタイプの映画も格段にやりやすくなったのだ、とも言えるわけですね。そういう意味で、TVで流すのをやめる理由があると同時に、劇場側にも受け入れ可能になってきたという事情があるわけですね。

ということはポケモンも §

 同じポケモンが連続して登場する連作形式の映画が出てきているわけですが、実はポケモン映画の監督である湯山さんとは、上で書いたゴーショーグンの監督でもあるわけですね。

 そういわれてみれば、「劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス」のラストで、悪役が次のターゲットを探していると見せかけてカメラを引くと実は刑務所の中で見ているだけ、という構成もやはり「仕掛け」の一種なのかも。こういう仕掛けはTVで不可能とは言わないものの、映画の方が入れやすいのでしょう。

そして私も §

 普段は1年に1本でも見ればいい方の私が、去年の年末から6本も映画を見ていることも、このあと少なくとも3本の観賞予定が入っていることも無縁ではないわけですね。(戦隊と新訳紅桜篇とアリエッタとアバターだ、って4本あるじゃないかよ!)

 これは、シネマイレージもあっさり6本に届きそうです。

 つまり、ほとんど全ての話が繋がってきているわけです。

 後は、客が入って金が動くかの問題です。

 結局、儲かるのはアバターだけという結末ではあまり面白くありませんね。(いや、アバターも見に行こうと思っているけどさ! タイタニックも劇場で見てるぐらいだし)

 ちなみに、私はもう劇場通いにも慣れました。以前なら見なかったであろう映画も見るようになりました。私は既にシフト完了ですけどね。他の人はどうかな?

あるいは私にとっては §

 お金がないから見たい映画は全て見られなかった子供時代のリベンジという要素もあるのかも。ヤマト1つできりきり舞いだったしね。でも妙にマニアックな映画を見てるかも。ギャラクティカも宇宙からのメッセージも劇場で見てるし、時のエトランゼとか愛と宿命のマグナムなんていうのも実は劇場で見ているのだ。ははは。

 あと日本沈没とかノストラダムスの大予言も劇場で見てるかなあ。後者はあの由美かおるが重なって見える虹の前で踊る映画ですよ。(以上で、見た全てというわけではないが)

 まあともかく、やはり劇場で見るのはワクワクしますね。

 画面はでかいし他の客もいるし。

 手短であることも長所です。以前は決まった時間に長々と時間を取られましたが、ネットで予約が入るようになって、途中経路も何度も通って親しんでしまうとかなり手短に見に行けます。

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