なんとなく、シンケンジャーの流れでゴセイジャーを見ているのですが、以下のような弱点があると思います。
- 護星天使や護星界などの設定が独自すぎて良く分からない
- カードを入れるアイテム「テンソウダー」が口に入れるという構造で、今ひとつ良いものではない
- 無意味にカードを使いすぎる (あからさまな商品の宣伝に見える)
- 無意味にロボが出てくる (あからさまな商品の宣伝に見える)
- 無意味に5色のおそろいの戦士が出てくる
というわけで、おおまかにまとめると以下のような特徴があるような気がします。
- スポンサーが売りたい商品の宣伝の都合から作品の大枠が決められてしまい、入り込みにくい変な世界、設定になっている
- 特撮のパターンに染まりすぎて、あまり新鮮みがない
そういうことなのだけど……。
長所もある §
- 合体前のコクピットの側面から窓の外の光景が見えて臨場感も高くドラマ性も高い
- 合体後のコクピットも、ただ台の後ろに立っているだけのシンケンジャーよりもよほど凝っている
- ロボも、高さのある丘の横を歩いていたり、単なる市街地のセットで戦うのとは違う
- 実は5人チームではない。スカイック族とシーイック族とランディック族は別行動である。たまたま人間界に残った5人であるからチームを組んでいかねばならない
- スカイック族はレッドとピンクであり、赤系でまとまっている
- シーイック族は1人であり、ストイックさの演出になっている
- ランディック族は黒と黄色であり、並んでいると色バランスも良い
- 黄色の変身前はハイキックも色っぽいアクションを見せてくれる女性だが、精神面では子供そのものとして描かれていて、兄の黒が面倒をやきたがる根拠になっている
- ボスと毎回のやられ役の中間にライバル的な宿敵が存在し、戦い続ける根拠の1つになっている。特にあまり戦闘的ではないレッドが戦う理由付けに宿敵への敗北がある
- レッドと人間の子供がいい感じのペアである。まるで、ずっこけ兄ちゃんとしっかり者の弟である
ちなみに、5人チームは人数が多すぎる上に、ロボの見せ場まで短い時間で出さねばならないため、どうしてもドラマパートが弱くなりがちです。そこで3つの族を設定したのは良いかも。ここで、話の単位になる人数を5人から1~2人に絞り込めれば、ドラマが作りやすくなり、大味のワンパターンに落ち込むことを回避できる可能性を示します。
(サンバルカンでは3人に減らして、シンケンジャーとゴーオンジャーの映画ではレッド以外は別世界に飛ばされ、シンケンジャーでは全員で見せ場を回り持ちしたけれど、これは族という設定で回避しようとしているわけですね)
終わりに §
いや、ちょっとメモってみただけです。それだけ。
ただのメモだから内容を信じてはいかんぞ。