2010年07月08日
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イルカに乗ったヤマト

Written By: トーノZERO連絡先

「イルカだ!」

「え?」

「ヤマトにイルカだ!」

「イルカって、それはトリトン?」

「説明しよう。トリトンとはガ○ダムファンが待望するトリントン基地というガ○ダムネタではなく、海のトリトンというアニメなのだ。これは人によってはアニメブームの真の始祖と位置づける場合もあり、宇宙戦艦ヤマトにも先行するのである。しかも、主人公の少年が可愛いと女性ファンが多く、いわゆる腐女子の始祖がここにあるとも言える画期的な作品なのである。その上、原作手塚治虫先生、プロデューサーが西崎義展先生で総監督は富野喜幸先生というゴージャスなメンバーなのである。まるでその後の展開が見えるようである」

「ゴーゴー、トリトン!」

「ちなみに、これはネタではないので注意が必要である。Vジャンプのドラゴンファンタジーのような存在しない作品をネタにしているわけではなく、実際に放送されたアニメである」

「ドラゴンファンタジーって、無名時代の堀井雄二・坂口博信・広井王子が作ったという設定の架空ゲームだね」

「鳥山明によるキャラクターデザインでね」

「うん。顔ぶれがゴージャスすぎる」

「明らかにジョークネタ」

「ソフトクリームを開発しようとして担当者が勘違いしてファミコンソフト作ってしまったとか、あり得ない設定」

「意外とネタだって分からなかった人もいるみたいだしね」

「そのあたりの常識が読めることが前提の企画だけど、結局子供やオタクにその水準は無理だったのじゃないかな?」

「ちなみに、トップをねらえの2枚目のCDもネタだって分からず、本当にテレビで26話放送されたと思った人もいるみたいだよ」

「愛國戰隊大日本も同じで、実際に制作されているのは1本だけなのに、26話分のサブタイトルのリストがネタだと分からず、あると思った人がいるみたいだ」

「そのあたりも、送り手と受け手がやはりミスマッチしてるね」

「エヴァンゲリオンも本当に作品で言いたいことがまるでファンに伝わらず、ミスマッチでずいぶん騒動が起きたようだが、それはさておき」

「さておくのか」

「他人事だからね」

「他人なのか!」

「他人が作って他人が騒いでるだけ」

「じゃ、他人事じゃないのは? やはりヤマト?」

「それ以前にはトリトンだな」

「話がやっとトリトンに戻ってきた」

「見てたんだよ。子供の頃、本放送でさ」

「いやー、トリトンは良かったね。特に結末」

「善悪が逆転してしまうからね」

「一族を殺した非道な悪を倒しに行ったつもりが、実は自分の一族の方が相手の一族を抑圧した悪だったと分かるものね」

「可愛い少年に感情移入して見ていたら、もう視聴者そのものの足下がすくわれちゃうね」

「うん。これを前提にすると、地球を滅ぼそうとするガミラスに敵対していたはずのヤマトがなぜかガミラスを滅ぼしていても納得しちゃうわけだ」

「ははは」

「だから、アニメブームがヤマトから始まったなどという話はやはり嘘くさいわけで、既にトリトンの時代にはそれなりの活動があったわけだ」

「作り手にもファンにもね」

「うん。しかも、女性側にもだ」

「よく、オタクは女を食い物にするご都合主義者だって批判があるけど、既にトリトンも女に食われていたわけだ。ヤマト以前からね」

「ヤマトになっても、古代君裁判のアニパロ漫画で陪審員にずらりと並んだのは古代ファンの女性軍」

「OUTの2回目のヤマト特集に載ったアニパロ漫画だね」

「女性側は存在を隠すのが上手いので、目立った動きになってきたのは腐女子ブーム以降だろうと思うけど、実際は極めて歴史が古いし、勢力としても大きい」

「プリンス・ハイネルだって、シャア・アズナブルだって、レオナルド・メディチ・ブンドルだって、膨大な女性層があって支持されたキャラだろうね」

「あるいは、翼くんとか、シュラトとか。サムライトルーパーとか」

「勇者指令ダグオンとか超者ライディーンとかも、狙い目はそれっぽいね」

「だから、ある意味で古代君が女々しいのも当然だし、女々しい古代君に女性ファンが多いのも当然だ」

「そろそろ話を最初に戻そうよ」

「なんだっけ?」

「ヤマトのどこにイルカなんだ?」

「大和朝廷に蘇我入鹿、とかいうネタじゃないぞ」

「じゃあどこだよ」

「エンディングだ」

「どこに出てくるんだ!」

「真っ赤なスカーフだよ」

「どこどこ」

「誰のためだと思ってイルカ♪」

「そんなダジャレネタ、誰が喜ぶんだよ」

「誰のためでもいいじゃないか」

オマケ §

「でもさ。実はこの文章には大きな意味がある」

「というと?」

「実はネタとして書き始めたが、その過程でトリトンは射程距離内だと気づいた。トリトンを抜きにして、ヤマトは語れない」

「なるほど」

「しかも、トリトンはバリバリの海派の作品なんだよ」

「そうか。そもそも海の冒険だしね」

「それに加えてネタも1つ見つけたぞ」

「どこに?」

「ヤマトにいるイカの話だ」

「誰のためでもいいじゃなイカ。同じだっちゅうの」

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