スタッフ §
- 放送局: フジテレビ系
- 放送期間: 1972年12月3日から1974年9月1日
- 原作：永井豪、ダイナミックプロ
- 機械獣デザイン原案：永井豪、石川賢、五十子勝、桜多吾作、蛭田充、風進、村祭まこと
- 音楽：渡辺宙明
- 企画：春日東（旭通信社）、別所考治（フジテレビ）、有賀健、横山賢二（東映動画）
- 製作担当：江藤昌治、大野清→菅原吉郎
- 脚本：高久進、藤川桂介、高円寺博、布勢博一、山浦弘靖
- 美術：辻忠直、内川文広、山崎誠、福本智雄、伊藤岩光、泰秀信、勝又激、下川忠海、山口俊和、浦田又治、鶴岡孝夫
- キャラクターデザイン：羽根章悦（前期）、森下圭介（後期）
- 作画監督：羽根章悦、落合正宗、中村一夫、上村栄司、若林哲弘、永樹凡人、森下圭介、香西隆男、朝倉隆、伊賀章二、森利夫、細谷秋夫、木場田実、奥山玲子、佐藤進、窪秀巳、白土武、角田紘一、菊池貞雄
- 演出：芹川有吾、勝田稔男、勝間田具治、大貫信夫、白根重徳、山吉康夫、生瀬昭憲、高見義雄、笠井由勝、西沢信孝、落合正宗、山田勝久、大谷恒清、白土武、佐々木皓一、明比正行、田宮武、永樹凡人、久岡敬史
- 制作：東映動画、旭通信社
- スポンサー：大塚化学、ポピー、カルビー製菓
WikiPediaより
概要 §
兜甲児はおじいちゃんが作った最強ロボットのマジンガーZで、日本征服を企むドクターヘルの機械獣軍団と戦います。
感想 §
巨大ロボットものというジャンルの事実上の創始者。極めてインパクトの大きな存在です。
ちなみに、搭乗しないロボは鉄人28号などがあり、搭乗しても融合する感じの作品としてはアストロガンガーが先行しますが、ともかくインパクトがマジンガーZ。
ロケットパンチという腕が飛ぶ技は、玩具に最適なギミックであり、その後作中の設定で腕が飛ぶ設定のないロボットも玩具は腕を飛ばしていましたね。
それはさておき。
マジンガーZというと、やはり特異的なのは個性的な味方ロボです。ヒーローがロボを操縦するというのがいいとして、そこに女性体型のいくつかのロボ(アフロダイA、なんとおっぱいがミサイルとして発射される)や、ライバルのボスが操縦するボスボロットなどがあります。
つまり、ロボを経由してそこに1つの社会が存在します。
さて、問題は人気がある割にあまり設定が理解されていないことです。
よくある錯誤は以下の通り。
- ボスボロットはボス達が自分で作った
- マジンガーZが発進するのは光子力研究所のプールである
実際は以下の通り。
- ボスボロットは三博士が作った (ヒロインとボス達が作るように脅した)
- マジンガーZが発進するのは光子力研究所の汚水処理場である
前者はボス達が修理するシーンが目立ったこと、後者は説明無くプールとしか見えない場所から毎回出てきたことが理由と思われます。
さて、マジンガーZは人気があったので派生作品も多くあります。
マジンガーZ - グレートマジンガー - グレンダイザーが直接的な続編の連鎖。それとは独立しているゴッドマジンガーがあり、よりコミックに忠実な真マジンガー 衝撃! Z編もあります。他に、サイコアーマー ゴーバリアンも、考え方によってはマジンガーZの影響下にあると言えます。それだけインパクト大でありながら、実はグレートマジンガーのあたりで既に賞味期限が切れ始めていたのかもしれません。宇宙戦艦ヤマトはグレートマジンガー放送中に本放送が始まっているわけですし。しかし、かつての夢を諦められない人たちがマジンガー復活をいろいろ模索してきたということもあるのでしょう。
ちなみに、本来のコミックのマジンガーはこんな作品じゃない、という不満もあって、それが真マジンガー 衝撃! Z編につながるのかもしれません。
