今昔マップ2とGoogle Mapだけを頼りに分析してみました。
緑中前の道路の径路が改修されているのではないか、という疑惑です。
- 緑中前の土地の区分が不自然すぎる (後述)
- 1880-85年の迅速測図が旧径路、明治42年測図大正2年製版の地図では既に新径路のように見える。おそらくこの間に付け替えられている
土地の区分が不自然さについて §
以下の地図にまとめました。
より大きな地図で 緑中前道路付け替え疑惑 を表示
色のついた領域、特に青の領域が不自然すぎます。土地の分割がほぼ決まったあとで道路だけ別の径路に置き換えられたように見えます。(道路の都合で発生した三角領域は別に珍しくなく、テレビ東京の空から日本を見てみようでも、よく出てくる)
また、赤と緑の領域の境界も不自然であり、おそらくここか旧道路の径路です。もしかしたら、そのまま東端からその先の道路と連続していたのかもしれません。連続していた道路が径路付け替えで分断されてしまうのもよくある話です。
旧径路と高低差 §
どうも、旧径路は過剰なアップダウンを回避するための径路のような印象を受けます。新径路は緑中(その前身の屋敷)へのアクセスを重視して急カーブを解消した径路のように思えます。また、この部分に限れば既に宅地化が始まっていて、土地の整理が行われたとも考えられます。あるいは、商店街が整備され始めているのかもしれません。