「ゴーカイジャーが面白すぎる」
「海賊戦隊だね」
「特に今見たばかりの第14話『いまも交通安全』が凄かった」
「どう凄いの?」
「ギャグセンスが普通じゃない。ってか、普通はヒーローにギャグはさせん」
「ええっ?」
「だいたい、敵がほとんど悪いことをしてない。三角関係の嫉妬の炎に巻き込まれるだけ。倒されないのに巨大化するし、巨大化しても倒されないで飛ばされるだけ。最後は身内から粗大ゴミと宣告されるだけ」
「そうか。パターン破りだね」
「それでいて、カーレンジャーのレッドレーサーの変身前が出て来る」
「サービスも豊富だね」
「でも、こいつがまた笑えて楽しい」
「ベタ褒めだね」
「笑えたから」
「では、この感想文のオチはなんだい?」
「実は、シナリオが浦沢義雄だった」
「えっ? 大御所じゃないか」
「ギャグセンスが飛んでる理由が良く分かった」
「そうか。それがオチか」
「いやいや。カーレンジャーのメインライターだったんだよ、調べて分かった。だから、カーレンジャーが出てくる話で、わざわざ超大物が起用されて、結果として半端じゃない笑いの世界ができた。生きてて良かった」
オマケ §
「実は先週の『道を教えて』も良かった」
「どうして?」
「敵は誘拐犯と間違われて倒される。被害者は敵側なんだよ」
「わははは」
「しかも、道路を教えるという意味での『道を教える』展開で入って、最後は人の道を教えるという意味での『道を教える』で終わる。シナリオも見事だ」
オマケ2 §
「で、浦沢ギャグがアニメじゃなくていいの?」
「いいっ!」
「戦闘員みたいな声を出すなよ」
「だって、魔法少女ちゅうかなぱいぱい!とかの不思議シリーズかなり見てたもん、あれ好きだったもん。あとパンシャーヌももちろん見てたもん」