2011年06月18日
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京王線の下を流れる仙川の支流跡2つ

Written By: 川俣 晶連絡先

 以下は見てびっくり。

 そこは、2009年の鉄塔ウォークで歩いた場所だよ。

 たぶん、みんなが鉄塔を見上げているときに、おいらだけ「ここはたぶん橋の跡」と地面を指さした場所。

 (他にも別の場所を見に行く際に通過した場所でもある)

 というわけで、知らない場所では無いので、近いうちに見に行こうと思っていましたので行ってきました。

開渠部分

今日の格言 §

暗渠ハンターは鉄塔観察を貫いておくものだぜ。川世線58号鉄塔の足の下だ

川世線58号

地図 §


より大きな地図で 京王線の下を流れる仙川の支流跡2つ を表示

感想 §

 記憶通りの場所に、橋の跡があり、そこがまさに仙川の西側支流そのものでした。開渠部分も確認。前後も確認。合流点の穴も確認。更に、六所神社前の敷地の不自然な切り欠きも発見。ここは、入り口が道路と平行していません。また、烏山小学校のプールが隣接しているのも確認。セオリー通り。しかも、かなり長い距離にコンクリート板暗渠残存。

 そのまま帰ろうと思ったものの、東側にもあるらしいので軽く見に行ってびっくり。またまた明瞭で長い長いコンクリート板暗渠が残存。しかも、団地の脇に長々と。道路と統合されて歩道化されていません。しかし、道路と平行しています。一部は2本の道路の間に暗渠があるぐらい。しかも、痕跡は仙川と合流する近くまであります。そこから合流点までは痕跡がありませんが、穴は確認できました。遡ると、京王線の近くまで痕跡がありました。

西側支流の謎 §

 というわけで、帰ろうと思ったのですが、別のことに気付いてしまいました。

 西側支流は当初A案(赤線)のような線を想定していました。しかし、B案の黄色い線の部分にも不自然な細長い空き地が残っています。ラインのつながりとしてはA案の方が自然です。

仙川の経路改修の影響 §

 仙川はより直線的に経路を改修されているようなので、合流点のあたりはどこまで正確に推定できるか微妙です。

 この2つの経路は「本流から分岐して本流に戻る」という農業用水として作られたものの、住宅地化が進んだ時点で排水路として使われたような気がします。だから、分岐点が残らず、合流点は残っているような気がします。

不自然な細長い空き地 §

 水色線の部分は不自然な細長い空き地が残存しています。似たような空き地は北沢川の近くで発見したことがあります。しかし、委細は不明です。

給田ぞうのはな公園 §

 団地の前で大きく曲がっている箇所に「給田ぞうのはな公園」というのがありまして。おそらくグレーの板が大きく曲がっているのが「像の鼻」に見立てられているのでしょう。

像の鼻

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