「昼に、昼飯を食おうと自宅に一時戻った」
「自宅が近いんだ」
「徒歩圏内だからな」
「それで?」
「食事が終わった時点で運送屋が来て、ララビットからの荷物を持ってきた」
「ACAHだね」
「でも、仕事中だからプレイなんかしてないよ。サントラCDも開封してない。ストーンヘンジも作ってない」
「じゃあ、何も見てないわけだ」
「そうでもない。箱とブックレットは軽く見たぞ」
「大したことはないのだね」
「いやいや。箱がまず半端じゃない。鞄風に印刷された巨大な綺麗な箱」
「そうか」
「そして、ブックレットは見ているともう周囲から何もかも消えて無くなるぐらいの凄さ」
「そんなに?」
「エクスキャリバーの列車砲まで設定が載ってるぐらいさ」
「えー」
「BM-335とかもな」
「ベルカの爆撃機じゃん」
「対談を読むと04と5のストーリー作りの秘密がまる分かりだし」
「へえ」
「まるで、ゲームの方がオマケに思えてくるほどの凄みだ」
「中身はいいわけだね」
「デザインも壮絶だ。半端じゃない」
「そうか」
「で、ここからが本題だ」
「えっ? ここまでって本題じゃないの?」
「ACAHのララビット版は以下の特徴を持っていた」
- デザインの凝り方が半端じゃない
- 凝りまくった架空世界仕様のブックレット付きでこれも凝りまくり
「それで?」
「これって、ACE COMBAT 3の特徴と重なる」
「えっ?」
「ACE COMBAT 3には、当時の水準では考えられない凝ったデザインが組み込まれていたがそれだけではない。実は世界観を示すデザイン優先のブックレットも入っていたのだ。更に言えば、3の公式攻略本も本体とは別ながらサイズも大きくデザインが凝っていた」
「なるほど。ACAHララビット版の付属ブックレットも巨大で3を彷彿させるわけだね」
「だからさ。なぜACE COMBAT 3のHDリメイクが明快に否定されるのかと言えば、ACAHそのものがACE COMBAT 3の方法論を踏襲した同路線だったからだ」
「なるほど」
「それまでのシリーズを否定するような大胆な方向転換も3と重なる特徴だしね」
「わははは」
「というわけで、3で短距離ミサイルを雨のように撃ちまくったのと同じように、ACAHではDFMに入って機銃を雨のように撃ちまくるわけだ」
「そうか」
「そして、ナイトレーベンの場所にはFALKENがいるようだ。この本を見るとね」
「なんかビーム撃っちゃう飛行機ということで同じなのだね」
「すると、オーロラの場所はX02かな」
「わははは」
オマケ §
「いやほんと、ハーリング大統領によるアークバート撃墜の命令書とか載ってるし」
「そんなものまで」
「にも関わらず、ラーズグリーズの正体は不詳のまま。ナガセ達らしいという説があるというレベルでそこから先に行かない」
「そこがはがゆい?」
「そこが燃えるじゃないか」