2011年12月24日
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感想・妖怪人間ベム最終回

Written By: トーノZERO連絡先

「妖怪人間ベム、終わっちゃったね」

「ああ」

「南極大陸が終わり、妖怪人間ベムが終わり、君が好きだった2大ドラマが終わってしまって悲しい?」

「悲しくは無い。物事は終わりがあるから美しい」

「では、最終回はどう評価する?」

「評価は個人的には2種類の方法で出さねばならない」

「2種類?」

「以下の2つだ」

  • 妖怪人間ミタに勝てたか
  • ベムとして良い結末であったか

「最初の方はどう?」

「個人的には勝ったと思う。特に、死んだのか生きているのかはっきりしない結末はいい。見た後の想像が広がる。新しい家に家政婦として行ってしまうミタよりも広がりがある」

「個人的な感想?」

「そうだな。一般論としては違うかもしれない」

「じゃあ、2番目は?」

「良かったと思う。人助けのために、みんなの前で正体を自ら暴露してしまうなんて、いかにもベムらしい良い話じゃないか」

「そんなもの?」

「ベムは人間になりたいのに、自分で人間になる手段を潰してしまう。その矛盾っぷりがベムのベムらしさだろう」

「それで。最終的にベムベラベロは生きていたの?」

「実はそれが明確では無い。最後に登場する3人は、あまり写実的に描かれていない。空想上の『いたら良いと信じられた』ヒーローなのか、それとも作中の実在のヒーローなのかはっきりしない」

「それいいの?」

「良い。結局、ベムベラベロの実在性は最初から都市伝説のようなものなのだ」

「そこから出て、そしてそこに還ったわけだね」

「そうだ。実在と非実在の境界線上、都市伝説のような存在がベムベラベロだ」

「ミタと比較してどうなの?」

「ミタは存在が具体的でありすぎる」

「具体的だから受けると言う可能性は?」

「それはある」

「どっちが正しいの?」

「見た瞬間のインパクトは具体的である方が高いだろう」

「ミタ瞬間なんだね?」

「何か違う。まあともかく、直接的すぎる。もうちょっと奥行きが欲しいならベムの方が上……と思いたい」

「思いたいって、願望かよ」

「結局、ベムベラベロの実在性も願望なんだ」

「ぎゃふん」

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