きむらたかし@三田用水さんより、細川上水よりも戸越上水の上流部を調べてはどうかと勧められて、ハッとしました。
戸越上水とは、品川用水の前身……のようです。
それを調べるというのは、品川用水の成立の経緯を調べることと等価です。
そのことは、実は最近思っていることに直接連動していました。
最近思うようになったのはこういうことです。
具体的には以下の2つです。
おそらく、玉川上水本流とは設計思想が違います。
なぜ違うのか §
なぜ違うのかといえば、おそらく以下の違いです。
- 幕府の権力をバックに開削した玉川上水本流は、多少強引な手法を用いても効率的な経路を選べた
- 幕府の権力をバックに持たない私的水路として開削された戸越上水は、用地選定の制限が多く、経路も制限された
ですから、玉川上水本流とは違った表情が見えるはずです。(というか既に一部は見えている)。もちろん、自然河川の神田川等とも違っているはずです。
当面の計画 §
といっても、でかいことができると豪語はできません。
とりあえず、やることはこれぐらい。
- 品川用水の取水点を見にいく (かなり限界に近いが自転車で行ける距離)
- 水無川との交点より上流側を一通り見にいく
- 図書館などに行く機会があれば軽く資料を探してみる
その他には、かなり遠いけれど行き先だったらしい戸越公園に行ってみるとか。これは上流ではないけれど。
感想 §
世田谷の古地図で馬事公苑を見ていた時に近くに流れていた品川用水……。
手に負えなくなるので棚上げと思って横に置いた過去が嘘のよう。