「Webブラウザを使っていて、非互換性が大きく迷惑なブラウザは何か」
「なに?」
「昔は、Netscape NavigaterがCSSまともに使えないといって嫌われたこともある」
「そんな昔」
「IEが嫌われたこともある」
「間違った挙動もあったってことだね」
「Ajaxブームの時代は、IEとFirefoxが両輪。ダメだったのはSafari。一撃で捨てるほど出来が悪かった」
「えー。信者が怒るよ」
「あんなものを褒め称えた連中は潔くみんな死んでくれ」
「おいおい」
「さて。現在はどういう状況なのか」
「どんな状況なの?」
「今はChromeという仲間も増えた」
「Chromeはどう?」
「徐々に互換度が上がって安定している感じだ」
「じゃあ、問題ない?」
「目に見えて大きな問題は無い」
「他には?」
「超ダメな子だったSafariの互換度も見違えるように良くなった。実はここ最近、大きな問題に遭遇していない」
「そんなにApple製品を褒めていいの?」
「タコツボに入らず、他製品との互換度を上げていく努力は買うぞ」
「それから?」
「実はIE9の互換度アップも著しい。IEでは使えないと言われた機能の数々がIE9で使用できる」
「Canvas要素とかだね」
「他にもいっぱいだ」
「じゃあ、みんないい子じゃない」
「ところが、IE9でもChromeでもSafariでも動くWebアプリがFirefoxでのみ動かないという現象がしばしば起きるんだ」
「えー。Ajaxブームを牽引した両輪の片方じゃ無かったのかよ」
「それはもう昔の話らしいぞ」
「まさか。2012年の迷惑ブラウザ大賞はFirefox!?」
「さあな。それは知らない。ただ、今はFirefoxでのみ動かないプログラムを抱えている」
「どうするんだよ」
「調べてソースを直すしかなかろう」