「何回提出したか分からないが、ともかく公開にこぎつけた」
「めでたいね」
「そうとも言いきれない」
「なぜ?」
「デスクトップガジェットのAutumn Music Playerの素直な置き換えとして作成したのだが、素直な置き換えになっていないからだ」
「なぜ?」
「いろいろな制約がずっときついからだ」
できたこと §
「出来たことは何?」
- Windows Store App
- バックラウンドで再生する (他のアプリに切り替えても再生が続く)
- ライブライル対応 (再生中の曲名がライブタイルに出る。オフにできる)
- トースト対応 (新しい曲を再生するとトーストで通知。オフにできる)
- メディアコントロール対応 (ボリュームボタン等があるキーボードでそれを押すと再生早送りなどができるUIがどこでも出てくる)
- ミュージックライブラリ対応 (ミュージックライブラリに登録された再生可能なファイルは全部再生できる)
- 除外リストを管理 (新規。再生したくない曲は設定しておくと再生しない)
- シャットダウンしても継続する重複の無いランダム再生
- ARMでも動く……ハズ
できなかったこと §
- 再生位置の記録 (ここは手が回っていないだけ。シャットダウンして復帰すると次の曲から流してしまう)
- 自由な曲の再生
- 自由なファイルサーバからの再生 (ミュージックライブラリに登録するにはコピーをローカルに保存する同期設定が必要)
- 除外リストの容量制限がある
- シャットダウン時に再生していたら、起動時(ログオン後に)に即座に再生開始
「自由に曲を指定できないのは使い勝手としては痛いね」
「結局、再生位置の記録以外は、全てWindows Store Appの制約であって、自由にならない。かなり残念だ」
「改良する気はあるの?」
「計画は無いことも無い」
「たとえば?」
「たとえば、DropboxやSkydriveやWebDavサーバを指定して再生する機能などだな。売れてくれると作れる」
「そういうのは本家でやりそうじゃない?」
「本家が優秀なソフトを出してしまったら用が無くなるかも知れないが、好き勝手に対応ストレージを増やして行く自由度では勝るも知れない。未来は未知数だ」
まとめ §
「では、このソフトの売りは?」
「邪魔にならない音楽再生かな」
「邪魔にならないとはどういう意味?」
「画面をでかでかと占有しない」
「全画面じゃないか」
「バックグラウンドにすれば見えない。見えるのは曲の再生が始まるときのトーストによる曲名通知だけだ。しかも、トーストはオフできる」
「音楽を流しながら他の作業をしていたいとき用だね」
「しかも、今回はメディアコントロール対応なので、キーボードにボリュームボタンがあると、押せばすぐコントロールが出てきてポーズしたり次の曲に送ったり、手前の曲に戻ったりできる」
「プレイヤーの画面に戻るわけではないわけだね」
「そう。画面は戻さないで操作できる」