ギャラリィ・ゴーシュ『名探偵ホームズ・イメージボード展』

「というわけで、歌を歌いながら荻窪まで行ってきた」

「歌?」

• 善福寺リバーまで遠乗りしよう。　神さまありがとう、僕にギャラリィ・ゴーシュをくれて♪

「おいおい」

「なみきたかしさんと話が合うかは知らないが、ここでやってる展示はいつ来ても凄く良いものだ」

感想 §

「西田小の前を通る裏道ルートがすっかり板に付いた。ギャラリィ・ゴーシュも、既にあまり遠く感じない」

「道がまっすぐつながってないじゃん」

「そうそう。だから、ところどころで迂回させられるが、それも慣れた」

「杉並の裏道王でも目指すつもりか?」

「はははは。そこまで詳しくはないよ」

「それで、『名探偵ホームズ・イメージボード展』はどうだい?」

「凄く良かったぞ。どの絵も生き生きとしている」

「それは良かった」

「描いた人の顔が透けて見えるようだ」

「なんで?」

「実際のフィルムも見ているだけで、イメージボードとの差が見えてしまう。そこに大人の事情という奴が見え隠れしていて、それと向き合う大人達が何となく見えてしまう」

「ひぇ～」

「ちなみに、1枚だけ片淵という名前が入ったモリアーティの恐竜型飛行機のイラストがあったが、おそらく片渕須直さんだろうね。後からACE COMBAT 04/5に関わる飛行機好きの素質が既によく見えていたよ」

「確かに、君には顔が透けて見えているよ」