「良く聞こえなかった。もう一度言ってくれ」
「「真の日本の繁栄のために~松下幸之助とPHP」展」
「君がPHPに興味があるとは知らなかった」
「特に無いよ」
「じゃあ、なぜ見に行ったのだ」
「こういうのは、知らないものを見た方が面白いし、そもそも目の前にあったんだ。そして時間も少しゆとりがあったのだ。入らない方がおかしい」
「場所はどこ?」
「新宿の紀伊国屋書店 の4階」
「そんな場所になぜ行ったんだよ」
「宇宙戦艦ヤマトの特設ショップがあってな」
「PHPと何の関係も無いじゃん。ってか、何の用事だよ」
「ヤマト2199のコミック3巻(なんと表紙が第3艦橋。3巻だけに)を買いたかったのだよ」
「そこで発見してしまったのだね?」
「そうだ。イスカンダルだと思ったらそこにガミラスもあったようなものだ」
「喩えが分からないよ」
「ここまで来ればお分かりでしょう。私たちは双子イベント会場。一方はヤマト特設ショップ、もう一方は松下幸之助とPHP……」
「そうだったのか……」
感想 §
「では、真面目な話。感想はどうだった?」
「裏を読んでいくと、けっこう言っているのはまっとうなことだな、と思った。なるほど、と思うことも多かったよ」
「あれでいいの?」
「読み方によっては臭みを感じるかもしれないけどね」
あとからの感想 §
「PHP文庫ではガンダムにまつわる著作も複数あるという話からすると、あながちPHPとヤマトが並んでも違和感無いのかも知れない」
「無いのかよ!」