「画面キャプチャ支援ツールというか、正確には画像クリップボードの履歴保存ツールだね」
「それで何を変更したの?」
「いろいろあって、.NET Framework 4.0対応とか、保存時の注意とか、付け忘れたアイコンとかの機能を入れたけど、840円はあまりにも高い。100円に値下げしようとしたらVectorのシェアレジのシステム上できなかったので無料開放したよ。こんなソフトに840円は払えない人が多い」
「タダかい!」
「ありがたく使え」
「でもさ。画面キャプチャ支援というわりに、あまり便利じゃないよ。OneNoteの画面キャプチャの方が範囲指定できて便利じゃないか」
「piclipの設計思想はキャプチャ機能本体には手を出さない……だ」
「なんで?」
「普通に透明のウィンドウを作って画面を取り込むとオーバーレイ機能などで表示された部分が取り込めないからな。他にもいろいろありえる。だから、その辺はOS本体に任せてクリップボードの履歴だけ取るのがpiclipの設計思想だ」
「大幅な機能強化を希望するときは?」
「まずは予算だ。資金を出してくれ。誰かがきちんと開発予算を出せばOSS化して大幅な機能強化も可能だ。金も出さないのに文句だけ言う人はノーサンキューだ」