2014年03月23日
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駒場の近衛輜重兵大隊屋内射撃場・目黒天空庭園

Written By: 川俣 晶連絡先

「Minecaftで穴ばかり掘っていると身体に悪い」

「は?」

「これでもかこれでもかと未知空洞が見つかるのが悪い」

「他人のせいにするな」

「でも既知空洞はおおむね探索し尽くして、設置を失敗した溶岩タワーの復旧も終わった」

「それで?」

「だから昨日から意識的に自転車での遠出を行うようにしている。昨日は世田谷文学館だ」

「それで?」

「今日も、どっかに行こうと思った。でも目標が無いと寂しいので、何か無いかと思ったら駒場の近衛輜重兵大隊屋内射撃場にまだ行っていなかった」

「そこを重点的に選んだ理由は?」

「旧軍の建物なので、いつ取り壊されてもおかしくない」

「な、なるほど……」

「ついでに、そこからだと目黒天空庭園が目と鼻の先だった。まだ行ったことがないので、ゆとりがあれば行こうと思った」

「ゆとりはあったわけだね」

近衛輜重兵大隊屋内射撃場 §

「この辺を参考に見に行ったら、写真通りの建物があったよ」

射撃場

「感想は?」

「感動的だね。歴史の生き証人の建物が今や音楽関係の機材を扱う施設」

「ひ~」

「勘違いをして欲しくないのだが、そういう施設を建設した過去の日本の栄光を取り戻して欲しいなんて思ってはいない。当然、射撃場をどんどん作る未来の日本像には反対だ。戦争やりたい人は右翼だろうと左翼だろうとおいらの敵になると思えよ」

「文句を言ってくる人がいるみたいだけど」

「ああ。本当に戦争をすべきではないと思っているのなら、別に敵じゃないので問題ないぞ」

「じゃあ、別に戦争をしたいわけではないのに、戦争への地ならしに協力させられている人は?」

「それに気付いて戦争協力をやめればよし。やめないなら敵だ。ってか外から見ても、分かって協力してるのか騙されて協力しているのかなんて区別できん」

「じゃあ口先だけ反戦を叫んで心の中では戦争をしたい人は?」

「まあ、それは敵だな。ってか戦争云々よりもずっと前に『嘘』という罪を犯していることになる」

「死んでから閻魔大王にどう申し開きをするか考えておけってことだね」

「そうだな。戦争以前の問題だ」

「でもさ。閻魔大王ってマヌケな大きなおっさんじゃないの?」

「それは鬼灯の冷徹の見過ぎだ」

目黒天空庭園 §

「大橋ジャンクションには建設中から何回も来ているのだが、天空庭園が開設された後にはまだ来ていないのだ」

「それで?」

「大橋ジャンクションは地下に駐輪場があるので、自転車で来てもバッチリOK」

「駐輪場は混んでた?」

「ガラガラでびっくりした」

「天空庭園はどうだった?」

「感動的だね。高くて広い」

「タダだろ?」

「入場料の話じゃないよ。高度の話だよ」

「どこがいいの?」

「巻きながら上がっていく構造だな」

「なんでそんな構造なんだろう」

「下にある自動車道路が巻きながら上がっていく構造だからじゃない?」

「他に感想は?」

「一緒に天空庭園を歩く花嫁募集中って思った」

「それは天空の花嫁だから。違うから」

「じゃあさ。こう思った」

「なんて思ったの?」

「僕はグランバニアの王子なんだけど、天空庭園飛ばしてもいい?」

「それも天空の花嫁だから。違うから」

天空の駐車場 §

「射撃場の向かい側にある駐車場、よく見ると下に土地が無くて支柱で支えているだけ」

「天空の駐車場か!」

「凄い景観だよ。見に行く人はそれも見てくるといいぞ」

「ひ~」

オマケ §

「帰ってテレビ見てたらニュースでどっかから大橋ジャンクションまで開通とか言っていて焦ったぞ。火災事故の現場の近くだったのだ」

「君は問題なく行けたのかい?」

「自転車だから高速道路通らないので」

「ぎゃふん」

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