「なぜここに行こうと思ったの?」
「自転車圏内に知らない保存蒸気機関車があると知ったから」
「なぜ今日なの?」
「晴れたから」
「感想は?」
「素晴らしい!」
「どこが?」
- 後ろ向きに運転するための窓もあるし、視界を確保する切り欠きもある
- 水タンクがちゃんとボイラーの左右にある
- 腕木式信号旗や踏切などの設備も横に設置してある
「それで?」
「やはりC11はいいね」
「C11見るのははじめて?」
「いや、新橋にもあるよ」
「行ったことがあるの?」
「あるよ」
「紅葉山公園にはとても東京都中野区とは思えない豪快な滝がある」
「凄いね」
「しかし、話はそこからだ」
「えっ?」
「どうも城跡っぽい雰囲気が満ちている」
「まさか」
「帰りに【城山はこっち】という史跡案内の石にも会った」
「えー」
「どうも、城山公園というのが近くに別途あるらしい。しかし、谷戸運動公園を含む周辺地が中野の城山で居館跡ですという文言もあるので、近くの谷戸運動公園もチェックを要する」
「ひ~」
「中野駅南部の公園には1回出動するだけの予定であったが、再出動の必要がありそうだ」
「そんな見知らぬ場所に」
「そうでもない。ここは中野駅や堀越学園の近くだから近くまで来たことはあるんだ」