「まさかねえ。西暦2014年になって、【シャリバンおもしれえ】と思う日が来るとは、1983年の自分に言っても信じまい」
「どこが面白いわけ?」
「実はね。これ【敵を倒す】話ではなく、味方に潜入した【味方の姿をした敵】を暴く話なのだよ。つまり、全ての戦いは本質ではない。そして、新シャリバンが、宇宙刑事として承認されるまでの話でもある」
「昔はどうなのさ」
「昔はギャバンシャリバンシャイダーならシャリバンがいちばん好きだったね」
「他に何か言うことは?」
「グランドバース変形するとかっこ悪い。でもそこがいい」
「かっこいいものなんか今更見てもしょうがないわけだね」
「それにしても、やっぱりシャリバンはいいなあ。新シャリバンの計算で生きている理知的なキャラクターも好きだよ」