2014年12月02日
川俣晶の縁側模型局スケールモデル total 2076 count

艦船模型をたった2日で完成させるルール

Written By: 川俣 晶連絡先

「トモネコさん情報ありがとう」

こんなブログ記事を一昨日、見つけたのですが

http://wivern.exblog.jp/23603916/

[艦船模型をたった2日で完成させるルールを教えます]

ブログ:[超音速備忘禄]より

思わずトーノ様の「WLの大和を・・」を思い出してしまいました!

元モデグラ副編集長の方のブログです。

(私はあさのまさひこ氏と思いましたがあさの氏は元編集長だったので違うようです)

「面白い記事だとは思うが、ちょっと違う部分もあるな」

「どこが違うと思う?」

  • 説明書に依存する度合いが違う
  • マスキングの有無が違う
  • はみ出しに関する認識が違う
  • 失敗に対する考え方が違う

「説明してくれ」

「おいらは、説明書はもっと批判的に読むべきだと思っている」

「なぜ?」

「艦船模型の説明書は間違いがけっこう多いし、組み立て手順も最善とは限らない。むしろ参考書が必要だと思った方が良いと思う」

「マスキングは?」

「実は曲面のマスキングは凄くハードルが高い。完璧と思ってもすぐ色が回り込む。マスキングのスキルを前提とした作業はあまりお勧めではない。自分ならパーツ段階で塗り分けられるものはできるだけ事前に塗り分けて、塗装済みの部品を接着する方向で考えた方が良いと思う」

「それで済まない細かい部分は?」

「小さい筆で塗る」

「はみ出しについては?」

「はみ出しはしても気にしないのが一番だが基本的にはみ出しを誤魔化すために上から塗るのはあまりお勧めではない。塗料の隠蔽力が弱いとすぐ厚塗りになってしまうからだ」

「失敗に関しては?」

「失敗しても気にしないのは良いのだが、失敗を放置するだけでは面白くない。上手く工夫して誤魔化す方法を考えた方が良い。たとえばパーツが破損したら、破損したパーツと同じぐらいのランナーのカケラを付けておくとか。実は、同程度のサイズ、色の何かがそこにあるというだけで、意外とぱっと見の印象は良くなる。しかし、一列に揃ったパーツが1つ欠けていたりすると目立ったりする」

「つまり、なんだい?」

「これ、重巡だから2日で作れる方法かもしれないよ。戦艦空母クラスだと2日で収まらないかもしれない」

「つまりなんだい?」

「大和はもう一ひねりしないと2日でできないかもしれない。パーツが多いからね。飽きが来る単純作業も多いしね。飽きる単純作業の問題は自分も本に書いたよ」

オマケ §

「ちなみに、ウォーターラインは、Wataer Lineなので、WLだ」

「だからどうした」

「実は当方の責任で訂正済み」