「今日も電子版マガジンで読んでますよ」
「今回の見どころはなに?」
「まほら武道大会の映像で意味ありげに戦っている女性達……ではなく、昔ながらの制服で出てくる雪姫……でもなく、明らかに慌てて出てきた風の身だしなみがキチッとしていないフェイト君だろう。4巻のフェイト君はもっとしっかりネクタイを締めていたよ」
「そこかよ」
「ネギにラブラブ過ぎるフェイト君も、この問題は捨て置けなかったようで」
「ってことは、これも全部フェイトの監視下だった?」
「監視下にあったのだろうね」
それに §
「それから1人だけ別の席に座っている三太くん。ライバルとしてキリヱが気になるから目が離せないが、かといって一緒のテーブルには着きたくない微妙な心理が見えている」
「わははは」
「そして、2人で立ったまま離れている一空と九郎丸。夏凛に叱られている感じの刀太とは距離を置きたい感じだが、実はキリヱは夏凛が恐くないので一緒に座っていられる」
「キャラクターの立ち位置が微妙に違っているのが面白いのだね」
「そう。九郎丸は刀太の隣にいた。そして一空は先輩集団の一員だった。でもここまで来ると変化が生じてくる」