「バラン星のモデルはアルデバランであるという仮説を考えた」
「アルデバランとは?」
「赤色巨星」
「バラン星とはまるで違うな」
「いやいや。以下の特徴が引き継がれていると思う」
「でも、バランは恒星じゃないよ」
「そうだ。巨大で暗い星としてバラン星はアルデバランを参考に構築された。しかし、突っ込みが入ったのだろう。恒星では基地が建設できない」
「だから?」
「基地が建設できるだけの設定変更が入ったのだろう。その結果、以下の2点が追加される」
- 恒星になり損なった天体。(惑星としては巨大である)
- 自転周期が速く、赤道付近では地球人型の生命が快適に暮らせる
「そうか。天文学的なミステークを無かったことにすれば、アルデバランのような星が灯台のようにあって、そこにガミラスの基地があったと思えば良いのか」
「そうそう。そうアルデバラン」
「で、灼熱の溶鉱炉でバラノドンが風呂に入っていると」
「それはたぶんナイデバラン」