「ある日突然気付いたことがある」
「それはなんだい?」
「バイク模型の主流は1/12」
「それがどうした」
「アナライザーの模型も1/12だ」
「まさか」
「そうさ、これはメッセージに違いない。アナライザーをバイクに乗せてみなさい」
「違うと思うぞ。あの体型では乗らない」
「巨大なアナライザーが、一刻も早く、かもしれません、キキが、時間が、はやくバイクに乗せて……」
「バキッ!!☆/(x_x)」
「というわけで、【アオシマ 1/12 ネイキッドバイク No.47 Honda モンキー カスタム 武川】ってキットを買ってきて組んでいるが凄く苦しいなこれ」
「1000円もしない売価のキットじゃないか。どこが苦しいんだよ」
「メッキパーツなんだよ!」
「は?」
「いちいち削らないと接着できないんだよ!」
「えー」
「しかも、荷台の組み立てが鬼のように難しい。位置がピッタリ合わない」
「なんてこった」
「しかも。そのまま置いても立たない」
「2輪だからね」
「実はまだ前輪が付いていないので一輪状態」
「えー。なんてこった。でも継続して作るの?」
「もちろん。アナライザーと並べたいじゃないか」
「なんでこだわるの?」
「だって、学校の階段とかぶらんこじゃ似合わないだろう?」
「ぎゃふん」
強化オプション §
「アナライザーの強化装備は要らないのかよ」
「あれはスカートめくりが封じられたので代用として存在するもので、スカートめくり可能なら要らなものだろう。怪獣と戦うアナライザーなんぞ見たくはない。スカートめくりがみたい」
「バイクはいいのかよ」
「それは分からない。作って並べてみてのお楽しみだ」