「買ったの?」
「Kindle形式で」
「少年マガジンだけでなく単行本もKindleか」
「だって、場所取らなくていいんだもん」
6巻の感想 §
「全部連載で読んでるけどさ。まとめて読むと印象が違うね」
「どうだい?」
「この6巻は充実してるなあ。なかなか良いと思うぞ」
「どこがいい?」
「物語の展開、心理の掘り下げ、心理ドラマとしての奥行きの深さ。どこを切っても非常に良く出来ている。特に緊迫感があるのがいいね」
「他には? 表紙がいい。表紙の中はもっといい」
そして §
「上手いなあ。こんな感じでページ全体として線が通っている。そして読者の視線は赤線に直交して右上から左下に抜けるんだ」
「そんなことを見てるのか」
「ページ全体を堪能しないで何を見る」
「男湯に入ろうとするキリヱとか」