「新たなる旅立ちは、地球、ガミラス、暗黒の男の理屈が否定される。しかし、それだけではなく、水雷艇で出撃する古代守の理屈も否定される。更には冒頭で結婚しないことにしたという古代と雪の関係は、女を拘束する結婚という男の理屈の否定とも言える。もう1つ、看護婦と良い仲になっていた相原が退院することも男の理屈の否定だ」
「結局、あらゆる男の理屈が否定されて、最後はスターシャの自爆に集約されるわけだね」
「そうだ。だから勝ったのはスターシャだけではなく、全ての女性ということになる。そういう内容だ」
「男はダメなんだね?」
「徳川は水雷艇をひっくり返し、坂本北野はパンツ1枚。デスラーは結果的にガミラスを爆発させてしまう。古代は古代でヤマトは幼稚園じゃないと悩む」
「それで?」
「実はそこで中立なのが男でも女でもないアナライザー」
「結婚を申し込んだじゃないか」
「でも、それはかなり勘違いと願望でしかなかった。アナライザーの属性は男でも女でもなく、子供なんだよ。だからスカートめくりで敵意を持たせずに女性に悪戯できる」
「ぎゃふん」