2015年04月08日
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感想・【短編集】ズォーダー大帝最後の勝利

Written By: トーノZERO連絡先

Subject: 【短編集】ズォーダー大帝最後の勝利

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20150403171819

名前: トモネコ

本文:

トーノ様、お疲れ様です。

【短編集】を読ませて頂きました。

「レッドサンブラッククロス」がネタ元だそうですが私は未読なもので詮索する事は諦め、素直に作品を楽しませて頂きました。

(元作品を知らなくとも、十分に楽しめると思います)

一話はショッキングなタイトルでパラレルストーリーで彗星帝国が地球に勝利してしまうのか焦りました。

考えてみれば、ヤマトの改造の裏話には様々なドラマがあって当たり前なのですが、今まで考えた事はありませんでした。

斬新な着目点に脱帽です。

四作品とも今までとは違う着目点で描かれ楽しめました。

艦と人のドラマですね。

今後の作品も期待させて頂きます。

「よろしい。言いたいことは3つしかない」

「1つめは?」

「読んでくれてありがとう」

「2つめは?」

「着眼点は全て佐藤大輔の功績だ。こちらは、ヤマト世界に話を当てはめて細部を調整しただけだ」

「3つめは?」

「これを楽しめるとは、かなり人が悪い。原住生物の大虐殺とか、戦果を意識的にねつ造していく話とか、宇宙戦艦ヤマトの圧倒的な力でねじ伏せられる側の物語とか、そんなステキな話が詰まっているのだ。普通は、あまりに汚いダークな話の連続に絶句する。喜ぶのは余程の変態だ」

「なんでそんなものを書くわけだ?」

「そりゃ、もともとレッドサンブラッククロスというのはそういうものだからだ。別に自分でダークなものを書いたわけではないよ」

それはさておき §

「昔ね。異説太平洋戦争・美少女艦隊波高し!を佐藤大輔みたいだと言った人もいるのだが、書いている側はそんなことを全く意識はしていない。むしろ普通の自分のテイストで書いている」

「なぜ似たような印象を与える場合があるわけ?」

「産まれた歳が同じで同じようなバックグラウンドを持っているからだと思うよ」

「同じようなバックグラウンド?」

「サンダーバードとか宇宙戦艦ヤマトとか丸を見て育ったという」

「丸かよ」

「バツじゃないぜ」

「だからなんだよ」

「今更、日本が勝つ話では興奮しない。むしろ日本のダメなところまでよく見えるから、むしろ白ける。戦艦大和は世界最大だとか、零戦の無敵伝説などの話に白けた視線を向けてしまう」

「それで?」

「どんどんひねくれた見方をするようになり、むしろそれが快感になる。その結果、諧謔と皮肉が強くなる」

「ひ~」

「今回の短編集は、あえて元ネタとほとんど同じ文章になっている部分と自分で書いて補完した部分があるのだが、割とシームレスに繋がっているのかも知れない。もともと地が似ているからだ。それに、原作がそもそもアニメ、特撮、SFネタの多い作品だからな。しっくり噛み合うはずだ」

「本当かよ」

「そうそう。この短編集では四連装砲塔搭載戦艦の建造計画をラ號計画としているが、元ネタは原潜の開発計画をD計画という」

「まさに発想がお隣同士なのだね」

「作中に出てくる九九九艦隊計画は元ネタ通りだが、その元ネタは明らかに八八艦隊と999だ」

「なんてこった。ところでなんでライオン級なんだ?」

「ラ號計画っていうためには、ラで始まる戦艦の名前が欲しかったので」

「それだけかよ」

「じゃあ次に行くか、レッツラゴー!」

「ダジャレかよ」

次回予告 §

「で、次ってなんだよ」

「次はたぶん推理サイボーグシリーズで【ガミラスの仮面】になると思う。2人の天才演技少女が紅天体の主演女優を巡って争うのだ」

「どんな少女だよ」

「まだ内緒」

「まだ書いてないだけだろ」

「ぎくっ!」

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