2015年09月06日
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自転車で神奈川に立つ

Written By: 川俣 晶連絡先

神奈川

「ともかく腰をやられてな。医者の診断ではヘルニアだ。歩いているとふらついて気持ちが悪くなる。神経の問題だ。ともかくすぐMRIができないというので、当面はクスリを飲んで症状の改善を待つ状態だ」

「それで?」

「結局、身体を動かさないのが最も良くないと分かっているが歩けない。しかし、座っていれば平気だ。ならば、自転車なら遠出も可能ではないか。試したらその通りだったので、ここ数日は自転車で走っている」

「ふーん、それで?」

「当初は国分寺崖線が恐くてね。滝坂の手前だけだと思っていたが、昨日はうっかりつつじヶ丘に出てしまった」

「滝坂の向こうじゃないか。しっかり、国分寺崖線の急坂の向こうだぞ」

「しかし、問題無く上がれたので、今回は多摩川を見ようと思った。ついで、成城で所さんの世田谷ベースを確認に寄ってな」

「ってことは?」

「行きは荒玉水道経由で小田急に出て、そこからは小田急に沿って多摩川まで。帰りは松原通りで仙川に出て甲州街道で戻って来た」

「行きと帰りが違うのが最近の君のトレンドだね」

「しかし、いざ和泉多摩川の土手に立って多摩川を見るとだね。横の道が気になったのだよ」

「横の道がどうした」

「橋で向こうに渡れる」

「渡るとどうなんだよ」

「神奈川だ」

「それで?」

「神奈川の土を踏んで戻って来ようと思った」

「踏んだのか?」

「踏んだぞ。橋の向こうの登戸だ」

登戸

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