2015年09月06日
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感想・映画「喜劇一発勝負」

Written By: トーノZERO連絡先

「ハナ肇主演、山田洋次監督である」

「なるほど。クレージー映画を見るから、これも見たわけだね」

「ところが、ビックリ。脚本が山田洋次、宮崎晃の連名」

「宮崎晃って誰?」

「名劇中興の祖、斉藤宮崎コンビといえば、ペリーヌやカトリなどで有名」

「へー」

「シナリオはとてもしっかりしていて、意外な形で最初に提示された主題を回収して終わっている。見事なものだ」

「へー」

「でもね。墓を掘って温泉を探す。まるでこち亀って気もした」

「まさか」

「こち亀の原形の1つがこの映画だと思って良いと思うよ。きっと、秋元さん、映画館に入り浸ってこれも見た」

「他には?」

「婆さんの性格が面白い。それから洋風の家に神棚がある描写も面白い。ジープやアメ車も出てくるし、機は17系らしいディーゼルカーも出てくるし、旧型客車も出てくる。普通の温泉街をジープが走り回る世界は、やはりこち亀に近い」

「楽しいわけだね」

「映画そのものも面白いよ」

「他には?」

「社長シリーズの常連、加東大介が出ているが印象がかなり違う。面白いね」

「それだけ?」

「若い頃の倍賞千恵子って可愛いなあ」