「ハッと気付いたことがある」
「それはなんだい?」
「実は永遠にの原案には、坂本の出番がある。加藤四郎と坂本が競い合うような要素が含まれる」
「ちゃんと坂本は忘れられていなかったのだね」
「でもね。このパイロットが競い合うという展開は、復活篇の小林と美晴先生の関係で実現しているので、単純に【没ネタ】とも言い切れない要素がある」
「あとから実現したら、それはそれで【没】とは言えないわけだね」
「実際に、使われなかったアイデアが後で日の目を見る展開は多い」
「なるほど」
「もっとも、1人は女医だからアイデアをひねっているとは言えるがね」
「だから違うように見えるが、実際には同じようなことをやっているとは言えるわけだね」
「安易な没ネタ復活は続編に対してリスクをはらむわけだね」