「見たら意外と面白かった」
「どこが勝利の鍵?」
「実は視点が凄く狭いんだよ。最初に【人類の数が半分になったら……】的なナレーションが入るが、本編はあくまで非常に狭い範囲でのみ進行する」
「それがいいの?」
「飛躍の多い作品だからな。舞台まで飛躍したらみんなついていけない」
「そうか」
「それから、単純に人類とエイリアンという構造になっていない。ミギーは人類の敵にはなっていないし、妊娠した女は敵か味方か分からない上に、人間の子供を妊娠している」
「そこか」
「それに加えて主人公はどんどん人間離れしていく。更に最終決戦の際にミギーはヨガの眠り(仮称)に入ってしまい、主人公が独力で戦う」
「前後編であることは?」
「1本目で十分に話がまとまっているので、1本1本見ても良いと思う」
「満足?」
「けっこう満足度が高い映画であった」
「で、その後の話は?」
「それはヤマトの話題の中でいずれ」
オマケ §
「授業シーンで、黒板にPV=nRTと書いてあったのが懐かしかった」
「理想気体の状態方程式だよ」