「なんだこれは」
「旧キット1/144 RGM-79ジム・事務員カラー」
「そもそも、なんでジムを買ったんだ?」
「ジムのパイロットとしてシン少尉という謎のキャラクターが描いてあったから」
「シン少尉の正体は分かったのかい?」
「ああ。ソロモン攻略戦でビグザムにやられるジムのパイロットが、作中では名前が出てこないのだけどね。名前があったんだよ」
「謎じゃないわけだね」
「まあ、旧キットである以上古い話題だ」
「な、なるほど……」
「しかし、シン少尉の謎が簡単に分かってしまったので買ったキットが宙に浮いた」
「それで?」
「天啓のごとく閃いた。事務員カラーで塗るのだ。女性事務員のイメージで」
「なんで?」
「ガンダムと違って。腰の前面が1枚板なので、スカートに見立てられそうだと思って」
「それだけ?」
「旧キットは単色なので、下地の色を揃えなくても、簡単に色を自由に濡れる」
「な、なるほど。それで実際に塗った感想は?」
「ジムって思ったより足が長い。そして、スカートは思ったより短い。タイトミニスカって感じ?」
「タイトミニスカの足長事務員仕様のジムか!」
「うむ」
「ところで、事務員なのに、なんでビームスプレーガンを持っているの?」
「ちちち。事務員ではなく、事務員カラーのジムなんだよ。あくまで兵器」
「これで兵器かよ。殺すのかよ」
「長い生足で悩殺よ」
「それは殺す意味が違う」
「ちなみにシールドを持たせていないのは、それは事務員っぽくないから」
感想 §
「ざっくり全般的な感想を言ってくれよ」
「うむ。最近では珍しく楽しかったぞ。色気もあった」
「短すぎるスカートから伸びる長い足が予想以上に色っぽいわけだね」
「しかし、全般的に十分に手応えのある玩具であった。3晩ぐらい、事実上二晩で完成したし」
「これが良い遊びだってことだね」
「そうだ。ララァとはいつでも遊べるからね」
「次の目標は?」
「旧キットのボールを2個買って銀魂のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を作る」
「ホントかよ」
「嘘だ」
「完成した暁には、みんな、【完成度たけえな、おい】って感想をくれよ」
「だから嘘だって」
感想2 §
「やっぱりモナカ」
「なんで?」
「部品が少なくてすぐできる。しかも色は自由に塗りやすい。お財布にも優しい。HGUCとかRZとか、本当に欲しくないね」
「真面目に他に欲しい旧キットはあるのかい?」
「あるぞ。ジュアッグとかアッグガイ」
「なんで?」
「アニメに出てこない変なメカで、どんなものか知りたいから」
「変態趣味……」