「1959年の宇宙大戦争を見て驚愕した」
「なんで?」
「つんまんない」
「ぎゃふん」
「ところが、ニューヨークの爆破シーンで目を見張った。火だるまの円盤がニューヨークの都市に落ちて爆発。都市が吹っ飛ぶ。まるで宇宙戦艦ヤマトで遊星爆弾が落ちた都市みたいだ。そこでハッとした。この映画は都合が良すぎるのだよ。本当は圧倒的な技術を持った異星人に、簡単には勝てない。では勝てない未来はどうなるのか。それがヤマトではなかったのか」
「それで?」
「実は、ヤマトの不思議として、高速空母だけデザインが異質すぎるというのがあるが、あれは円盤だと思うと納得が行く。宇宙大戦争なら敵は円盤なのだ」
「なるほど」
「そして、司令船の存在。この映画の円盤には大型の司令船がいるのだ。ヤマトの2話もシナリオ上は司令船が存在する」
「うーむ」
「ちなみに、破壊工作する味方が出てくるのだが、石津嵐版ヤマトにも出てくるよな」
「島君!」
「それから敵の基地は月の裏側だが、冥王星基地攻略と同じく、特殊車両で接近してみんなで潜入」
「1話、2話そして冥王星。初期のエピソードへの影響なのだね」