「十分に面白かったし、映画としての作りもしっかりしていた。強いて言うならちょっとサービス過剰で少し綺麗に作りすぎている感じはあるのだがね」
「映画としてちゃんと出来ていた?」
「そう思う」
「あまり映画になってない自称映画を見せられてうえっとなった経験はあるが、そういう結末にはならなかったわけだね?」
「まあ、外国で賞を取ってくる北野武監督だからね。それなりの水準は妥当なんだろう」
「でも不満は残った?」
「やはり、サービス過剰と作りが綺麗すぎるところは気になった」
「サービス不足や作りが雑なのよりは良いのでは?」
「まあ、それはそうなのだけどね」