2015年12月05日
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感想・映画「グッド・ライ いちばん優しい嘘」

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「スーダンの難民の映画なのだがね。どうも、事前に見た概要とかなり違ったぞ」

「どう違うわけ?」

「事前に見た粗筋はこんな感じ」

スーダンから到着した難民マメールと2人の仲間を空港まで迎えに行くキャリー。カンザスシティーの職業紹介所で働く彼女に与えられた任務は彼らの就職の斡旋だった。電話を見るのも初めて、マクドナルドもピザも知らない彼らに最初はイラつくキャリーだったが、彼らの成長を見守る中、次第に友情が芽生え、彼女の生き方さえも変わっていく。

「つまり、キャリーがロストボーイズに出合う映画ということだね」

「そう。でも実際の中身は、ロストボーイズのマメールがひたすら仲間と頑張って中盤で空港に来たのがキャリーというだけの映画」

「なんてこった」

「この映画の序盤はひたすらスーダンでサバイバルを続ける少年少女の集団の描写が続く。アメリカに行くのは中盤になってやっとだ」

「それは意外だね」

「でも、凄く面白い映画だよ。いやー、映画って見るまで分からないものだね。こんなお涙頂戴的な映画は普通なら見ないと思うが、実際の中身はかなり辛辣でダイナミックで面白い。しかも映画としての出来が良い」

「どう出来が良いの?」

「身代わりになる兄も、別れ別れになる姉も、良い嘘についての話も、全て回収してピタッと終わる。見事なシナリオだ」