「いろいろ調べていて気づいてことがある」
「それはなんだい?」
「沖田艦の4つの砲塔、少なくとも上部の2つは同じ口径の砲を積んでいるように見える」
「うん」
「ところが、古いラフや旧メカコレは同じサイズ形状の砲塔を積んでいないようにも見える。同じとも受け取れる記述もあるのだが」
「えっ?」
「実は初期の段階で艦橋砲と船体下部後方の砲塔はやや小さいのだ」
「それにどんな意味があるの?」
「つまり、この2つは副砲という解釈があったのかもしれない。仮に副砲なら主砲で敵を撃つときに射撃に参加しないのは自然な流れ。副砲は役割が違うから」
「ならば、上下にある主砲のうち、上の主砲だけ使った理由は?」
「さあ」
「上の砲塔が二番砲塔である理由は?」
「さあ」
「分からないのかよ」
「あくまで【副砲とすれば】という仮定の問題だし」
「単なる仮定かよ」