2016年05月31日
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感想・映画「ふしぎの国のアリス(1951)」

Written By: トーノZERO連絡先

「というわけで、ディズニーのアリスである」

「なぜ見たの?」

「100円で売ってたから」

「……」

「他に何か理由は?」

「うん。見ていて当然の映画はできるだけ見ておきたいと思っていたのでね」

「アリスって初めて?」

「実は子供の頃には紙芝居を持っていたから粗筋は知っていたのだよ。でも映画をちゃんと見たことがなかったのでね。良い機会だから見た」

「それで感想は?」

「凄く面白いね。辛辣で手厳しい」

「WikiPediaには【前年公開の『シンデレラ』のようなプリンセスものを期待していた聴衆の評判は悪く、批評家からも酷評された。】と書いてあったがね。まるでラピュタだ」

「というと?」

「ナウシカのような格好いい戦う女主人公をものを期待していた聴衆の評判は悪く、マニアからも酷評されたからだよ。似たようなものだ」

「ぎゃふん」

「結局、ジブリは日本のディズニーになった。そういうことだろう」

「作品の感想を頼むよ」

「映像がシュールでいいよね。アリスの色気に頼って作品を牽引させていない。そこが良いと思うよ」