2016年06月24日
トーノZERO映画感想 total 1339 count

感想・映画「恋愛ルーキーズ」

Written By: トーノZERO連絡先

「WikiPediaには、コメディ映画と書いてあるが大嘘だね。かなり深刻な映画だと思うよ。そう思うのは、いじめで殴られる惨めな生け贄を【笑える】という感覚の人だろう」

「それで?」

「原題はSchool for Scoundrels。【凶悪者達になるための学校】というところかな。厳しい先生が無茶をやって強い男を育てる。途中からは真剣勝負になる」

「それで面白いのかい?」

「先生対弟子の対決が女を巡って二転三転する。そこは面白い。最後にハッピーエンドに見せかけて最後の勝負になだれ込む。そこまで行くと仲間の力はもう借りられない。一人でハッタリを噛まして情け容赦なく勝ちに行く。そこまで行って乗り越えた主人公はもはやライオンだ。真の強者は教育者にならない。実は圧倒的強者に見えた先生が実は弱者であり、目覚めた強者の敵ではないことになって話が終わる。なかなか見事な構成だ」

「で、なぜ見たの?」

「最近ちょっと気になるクレイグ・メイジン(Craig Mazin)の名前がExecutive Producerとしてクレジットされていたから。もっともExecutive Producerだけで名前が4つぐらいあったがね」