「艦長、逃げるんですか!」
「後退すべきときに後退しないのは【敗北したいです】と言っているのと同じだ」
「僕はイヤです。戦って戦って戦い抜いて死ぬのが男じゃないんですか、沖田さん」
「古代、おまえをヤマトの戦闘班のリーダーに考えていたが今の言葉を聞いてやめにしたよ。弟の方がマシだから弟に任せよう」
「沖田さん、どういう意味ですか」
「死にたがる男は部下も不幸だ」
「そんなぁ! ぐれてやる!」
「艦長、古代の船がついてきません」
「古代……」
「あ、古代の船が進路をを変えました。慌てて追いかけてきます。どうやら乗組員全員で艦長をボコって黙らせたようです」
「死ぬな、古代」