「復活篇以後で驚いたことは、縁がないと思っていたヤマトファン界というものに接点が出来て、顔が見えたことかな」
「なぜ縁がないと思ったの?」
「初期のヤマトブームの頃は子供過ぎてファンクラブには参加できなかったし、そのあとは精神的なゆとりもないからヤマトパーティーなどにも参加していないしね」
「今はどうなの?」
「あ、会長さんだ。こんにちは、と言える程度にヤマトファン界に接近してしまった」
「なぜそうなる」
「ヤマト日照りの季節だろうとヤマトいいよね、と大まじめに言える人は実は少ないからだろう」
「普段ガンダムガンダム言いながらヤマト2199が出てくると突然ヤマト語っちゃう層とは違うのだね」
「そうとも」
「ダジャレかよ」
「まあそういうわけで、ヤマトの登場人物の他にヤマトファンの名前もずいぶん覚えてしまったぞ」
「それでそのことをどう思うわけ?」
「この先ヤマトがどうなろうと、流行ろうが廃れようが傑作が生まれようが駄作が生まれようが、死ぬまで彼ら彼女らと付き合っていくしかない……と思ったよ。まあ、世代的に言いたいことを言って通じるのは彼らぐらいだからね」
「ヤマトに限定されない同世代ネタを投げて届くってことだね」
「そうそう。突然ガッチャマンの話を振っても大和和紀の話を振ってもOK」
「それがヤマトファン界なのだね」
オマケ §
「ヤマトに不穏な動きがあります」
「不穏な動き?」
「元乗組員達が続々と集まっています」
「それはヤマトファン界じゃなくてヤマト不穏かい?」