Written By: 川俣 晶
「なぜ見に行ったの?」
「実はだな。白山方面で突然時間ができたのだ」
「突然時間ができるとどうなるの?」
「白山から三田線で春日に行ってそこで大江戸線に乗り換えると両国に行ってしまうのだ。しかも両方とも都営だから運賃も高くない」
「それで、なぜ伊藤晴雨 幽霊画展なの?」
「伊藤晴雨って知らないから」
「実際に見てどうだった?」
「古い風俗の絵を描いていながら明治期の人だからね。そこは面白いと思った。しかも幽霊を描いている」
「ジブリの鈴木Pは?」
「彼はオマケ的な存在。メインは伊藤晴雨」