「PIXERの作品にしてはパッとしない印象であった」
「出来が悪い?」
「そこまでは言わないが、恐竜が主人公で犬のような人間が出てくる世界観は判りにくかったと思う」
「人間が犬扱い? 皮肉さが良いのでは無くて?」
「犬だけどスーパードッグだからなあ」
「他には?」
「牛を飼っている肉食恐竜達がまるでカウボーイでな。話が凄く小さいのだよ」
「そこが残念なのだね」
「基本的にスタンダードな成長物語なのだが、ちょっとスタンダードすぎてなあ。死んだはずの親爺が導いてくれるとか」
ボクのスーパーチーム §
「実は同梱の短編のこっちの方が思しかったぐらい」
「なんてこった」
「もう日本より東南アジアのどこかだよ」