「うーん、残念な映画であった」
「どこが?」
「描写が浅く、ストーリーが単調で、話が暗くて分かりにくいことは、少なくても致命傷ではない。それを理由に残念とは言えない」
「では何が残念だった?」
「登場人物特に登場ヒーローと関係者が多すぎるのだよ。特にヒーローチームが分裂して戦う映画なのだが、誰がどっちの陣営なのかがかなり分かりにくい。この人は誰でどっちの立場だっけ、というのが分かりにくい。しかも悪の人たちまでいて、事実上の三陣営。アントマンやスパイダーマンが登場する意味があったのか、けっこう疑問」
「その分だけ映画が長くなっているが、それで良かったのか分からない訳だね」
「結局、映画に上手く入れなかったよ」
「気持ちを入れる切り口が見えてこないうちに終わってしまったのだね」
「しかも長いから印象が散漫になるオマケ付き」
オマケ §
「こういゆ重苦しくて地味で分かりにくい映画が大人向けという誤解は無いのだろうか……という疑問は持った」
「シンプルな分かり易さは欲しいわけだね」
「記憶力が落ちた大人であればなおさらな」