「下高井戸シネマで上映していたので見てきた」
「それでどうだった?」
「一番面白い時代はやはり終戦直後の数年間。グダグダのエネルギー事情は、蒸気機関車の機関士の手記本にも載っていて少しは知っていたが、結局この映画も同じ時代のグダグダのエネルギー事情を扱っていて面白かったな」
「他には?」
「主役メカは文句なくタンカー。たった一隻のタンカーが切り札になり大切に使われるのは凄く良かった。ヤマトの代わりにタンカーが放射能除去装置の代わりに石油を積んで戻ってくるような話だ」
「小さいところで、おっと思ったことは?」
「復員船。おそらく旧式の駆逐艦だね、ブリッジの手前の下が一段下がっているもの。武装が外されて兵員満載」
「それも終戦直後だね」