「この件は説明可能なので、説明しよう」
「待ってました」
「実は、作中で説明していることを見逃すのは肯定派否定派とは関係ない。全員が意外と説明されたことを見落とす」
「まさか」
「肯定的なファン、感動したというファンですら、実は作中の説明をかなり見落としている」
「えー」
「実際に、自作小説に関して【作中で説明されていませんが、好意的に考えてこういうことですよね】という感想を受け取ったことがあるぞ。ちゃんと作中で説明があることに関して」
「そういう見落としが本当にあると、どう証明出来る」
「ヤマトだって【X回目で気づきましたが、こんな台詞がありますね】的な感想は意外と多いぞ。つまり、それまでは見落としていたってことだ」
「他には?」
「自分に取っても、台詞起こしして初めて気づいたヤマトよ永遠にの台詞とかあるぞ」
「自分もそうか」
「だから、何かを見落としているからと言ってアンチとは限らないし、アンチだから見落とすとも言いがたい。忠誠心の高い肯定派でも見落としはある」
オマケ §
「おいらも間違ったことを言っている可能性は大だ」
「それにも関わらずなぜ語るの?」
「おいらの印象だからだ」
「それは個人の受容の問題ということだね」