「ヤマト1974第11話で作戦が失敗した後で、引きつった顔でヒスが笑う」
「それで?」
「その意味が今なら分かる」
「その意味ってなに?」
「ヒスはデスラーによる厳罰を覚悟した。なぜなら、エピソード冒頭で【相当冗談がお好きで】親爺が穴に落とされているからだ。だから、デスラー機雷関係者ならびに側近に罪が及ぶ可能性を真剣に考えていた。だから、作戦失敗時に凄く恐縮した態度を取る。しかし、デスラーが罪を問う気が無いと知ってホッとする」
「ホッとしてどうするの?」
「ヒスの笑いとは、ホッとしたことの反動の笑いなのだ」
「でも、引きつった顔だよ」
「そう。彼は別に笑いたかったわけではない。彼は過度の緊張が解放されただけなのだ」
「その結果、笑いという形で感情が出たが、苦笑いであって可笑しかったわけではないのだね」