2017年11月28日
川俣晶の縁側歴史と文化下高井戸周辺史雑記 total 1616 count

東京ユニオンを探して【東京商工人事要覧 : 信用通信録 昭和35年度版】他を閲覧するも、ヒント無し

Written By: 川俣 晶連絡先

「何か東京ユニオンのヒントを掴むべく、世田谷の中央図書館に行って、国会図書館のデジタルライブラリにある【東京商工人事要覧 : 信用通信録 昭和35年度版 東京秘密探偵社】他2冊を見てきた。しかし、空振りだった」

「何か分かったことはあるかい?」

「商工会議関係の資料は、おそらく商工会議所の加盟している大手のまともな会社しか記載が無い。紅梅キャラメル関係も記載が無かった」

「紅梅キャラメルは大手のまともな会社に含まれないって事だね」

「おそらく、これまでの経緯からすると東京ユニオンも同じだろう」

「ふむふむ」

「ただし百人規模の工員を雇用する下高井戸の工場を一時的にせよ所有できる資本力はあったものと思われる。だから、けして【零細企業】だとは思わない」

「それなりの存在感はあるはずだから、ノーヒントはあり得ないと考えているわけだね」

オマケ §

「ちなみに、コピーはもらわなかったが、興味深い事例が1つ見つかった」

「それはなんだい?」

「世田谷区の一覧表の中に下高井戸を冠する企業があった」

「なんでだよ」

「住所は松原。おそらく、下高井戸駅の近く」

「駅名由来の企業名なら世田谷区の下高井戸はあり得るわけだね」

下高井戸周辺史雑記