「面白いなあ」
「どこが面白いの?」
「真壁と刀太が対立している状況で、ほぼ全員が刀太の決断を支持しているにも関わらず、刀太自身は真壁の考えを理解してしまい、自分を肯定できない」
「そこが割り切れないから良いわけだね」
「しかも、新たな緊急事態で突きつめることが許されない。捻れた状況が決着できずに宙に浮いている」
「それだけ?」
「もう1つ、キリヱのセーブポイント破壊という前回の展開が伏線として利いていて、今回の最も重要なポイントに作用して話をねじ曲げる。非常に構成が良く出来ている」
「なるほど」
「ビジュアルも非常に良かったよ」