2018年01月09日
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感想・映画「ブラザーフッド ファイナルファンタジーXV」

Written By: トーノZERO連絡先

「凄い。その一言だ」

「えー」

「物語の組み立てがアニメ的ではない」

「どんな感じなんだ?」

「妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!という映画があったが、構成はあれに似ている。しかし、あれは複数のラインが最後に1つにまとまる構成だが、これは点から分かれてまた点に戻ってくる構成だ。そして、同じ場所に戻ってくるにも関わらずその意味が塗り変わっているという良く出来た構成になっている」

「それがいいわけ?」

「楽しいじゃないか。意外性があって」

「それだけ?」

「そもそも、構成がとあるバケモノに始まり、そのバケモノを倒すところで終わる。きちんと良く出来ている」

「なるほど。FF15プレイヤーとしての視点ではどうだい?」

「FF15の【あそこだ】という風景も多かったし、FF15中で聞ける台詞も聞けた。良い感じだったよ。違和感が無いどころか、より深まった気がする」

「キングスグレイブとはどこが違う?」

「キングスグレイブはルーナの前日譚。ブラザーフッドはノクトの前日譚だろう」

「そして、両者はゲームFF15のエンディングで結ばれるわけだね」

「そう。それだけではなく、二人が別れるシーンはキングスグレイブとブラザーフッドでほとんど同じ別離が描かれている」

オマケ §

「しかし、王都の風景が完全に日本。キャラは日本人じゃないのに」

「えー」

「やはりルシス王国の王都は遠景はともかく近景は日本。そういうことなのだろう。公式の設定として。完全に日本語の看板がある日本の風景。学校も日本式」