「詳細は略するが、自分がロードショー公開時に見た【さらば宇宙戦艦ヤマト】のフィルムの内容を客観的に検証できる手段がやっと確保できた。音だけだけどな」
「それで?」
「結局、ばっきゃろーのあとで古代と佐渡の会話があったような気がしていたが、実際は無かった。客観的に検証できた」
「君が見たのは幻の零号フィルムではない……と確定したわけだね」
「そうだな。確かに幻の零号フィルムの存在は怪しいという気がしてきたよ」
オマケ §
「客観的に検証できる手段ってなんだ?」
「それは聞くな」
「耳で聞ける手段なんだね?」
「詳細は聞くな」
「当時の記録手段なんだね?」
「それも聞くな」
「劇場の音が残っているんだね?」
「聞いてはいかん」